ほけんだより

スクルドほけんだより

マイコプラズマ肺炎・RSウイルス感染症について

昨年秋から高い値で発症しているマイコプラズマ肺炎とは?

マイコプラズマという微生物の感染によっておこる肺炎です。全身のだるさや頭痛が初期症状で熱もすこしずつ高くなります。2〜3日後に乾いた咳が出始め、呼吸が苦しくなることもあります。熱は数日で下がり、咳は数週間から1ヶ月ほどつづくことがあります。
☆予防・治療はどのように?・・・
激しい咳がでる以外、肺炎としての症状は軽く、自然に治ることがほとんどです。中耳炎などの合併症をおこすこともあり、その場合は、病院を受診しましょう。予防接種はなく、手洗い・うがいで予防することが大切です。

RSウイルス感染症とは?

RSウイルスの感染によっておこる呼吸器の感染症で、咳や喘鳴が特徴です。軽い風邪程度で終わることもありますが、新生児、乳児、基礎疾患を持つ子どもなどでは重症化しやすいのが特徴です。細気管支炎や肺炎を引き起こし、命にかかわることもあります。一度の感染では免疫はできず、何度も感染します。
☆予防・治療はどのように?・・・
特効薬はなく、対処療法が基本になります。重症の場合病院で酸素吸入や輸液などを行うことになります。手洗いやマスクの着用など、一般的な感染症対策を徹底することが大切です。

インフルエンザについて

インフルエンザウイルスによる感染症です。潜伏期間1〜2日。感染経路は患者のくしゃみ・咳などの分泌物からの飛沫感染です。
・症状…突然の高熱や強い頭痛、全身の倦怠感、筋肉や関節の痛み、食欲不振です。くしゃみ、鼻水、嘔吐、下痢、腹痛などもあります。
☆2〜3日で熱は下がっても、全身状態は1週間位続き、元に戻るのに1〜2週間かかります。重い合併症(肺炎、中耳炎、心筋炎、脳炎)もあるので注意が必要です。

家庭で気をつけること

・家で寝ているのが一番大切です。
・寒くなく、暑すぎない暖房の調節をしましょう。(室温20度~22度、湿度60%~70%位が目安です。)
・食事は消化のよいものをあたえます。水分を十分に摂るように心がけてください。
・入浴は熱が下がってきたら、お風呂でさっぱりしてもかまいません。

感染性胃腸炎とは?

吐き気、嘔吐、下痢などの消化器症状が急におこる病気をまとめて「感染性胃腸炎」といいます。感染性胃腸炎は、ウイルスによるものと、細菌によるものに大きく分けることができます。

ウイルス性胃腸炎は、便などのウイルスが手を介して口から体内に入り、感染します。主に冬から秋にかけて流行し、病原体としてはロタウイルスが有名です。
細菌性胃腸炎の多くは、食べ物を介して起こり、食中毒と呼ばれます。主に夏に流行し、病原体はカンピロバクター、サルモネラ、病原性大腸菌などです。

どちらとも下痢や腹痛が突然起こるのが特徴です。特にウイルス性では水のような便がでます。嘔吐も繰り返すため、脱水症状に注意が必要です。細菌性では発熱を伴う事が多くあります。

予防・治療はどのように?

水分補給をこまめに行う事が大切です。お茶や湯冷まし、経口保水液などを少しずつ何度も飲ませましょう。 嘔吐で水分がとれないとき、下痢で脱水が激しい時は点滴などの治療を受ける必要があります。特別な予防方法はありません。

ウイルス性に対しては手洗いをしっかり行うこと、感染者との接触をさけること。 細菌性に対しては食中毒の一般的な予防方法を徹底することが大切です。

定期予防接種は対象年齢の時期に済ませましょう。

子どもは、発育とともに外出の機会が多くなります。子どもが病気にかからないよう免疫をつけ守ってあげましょう。
お子さんの予防接種の記録を確認し、接種していない予防接種がありましたら、接種しておきましょう。

予防接種は、種類によって対象となる年齢が違います。定期予防接種スケジュールで確認のうえ、接種期間内に接種をしてください。 接種期間の上限の2日前までが対象となります。これをすぎますと、自費で接種していただくことになってしまいますので、ご注意下さい。

特に麻しんは、重症化すると死亡することもある恐ろしい病気ですが、予防接種で予防できる病気でもあります。1歳になったらすぐに麻しん・風しん混合ワクチン(MR)第1期予防接種を受けましょう。

◇下の表は法律で決められた予防接種の期間を表示しています。
※麻しん・風しん混合ワクチン(MR)第1期の予防接種は1歳になったら早めに接種しましょう。(生後12ヶ月以上24ヶ月未満)
※麻しん・風しん混合ワクチン(MR)第2期の予防接種じゃ、5歳以上7歳未満の方のうち小学校入学の前年にある方が対象です。

応急手当の基本について

9月は、「防災の日」(1日)、「救急の日」(9日)、「秋の交通安全週間」(21日~30日)など、命や安全に関係のある記念日の多い月、応急手当の基本をおさらいしておきます。

すり傷

水道水で傷口をよく洗いましょう。傷口についた土や砂などの汚れを洗い落とし水道水に含まれている塩素が消毒薬の代わりになります。しみて痛くても我慢して洗いましょう。

ねんざ・打撲には「RICE」

・R 安静=炎症がひどくならにように動かさない。
・I 冷却=炎症が広がらないように冷やします。
・C 圧迫=タオルなどをあて包帯を巻いて圧迫します。
・E 挙上=けがの部分を内出血や腫れを抑えるため心臓より高い位置に高くあげます。

切り傷

傷口に清潔な布を当てて、上から強く押さえます。傷口を心臓より高い位置に持ち上げると、効果がアップします。5分~10分間くらいしっかり押さえているとほとんどの出血はとまります。

やけど

やけどをしたら、流水で冷やし温度を下げやけどの悪化をふせぎます。水ぶくれは、傷口を守る役目をしているので清潔なガーゼでおおいます。

親子で散歩に出かけませんか?

外遊びが楽しい季節になってきましたね。 外の空気に触れながら、親子で身近な自然をたくさん楽しめる散歩に出かけませんか?

ケガや事故

どんなに気をつけていても、起きてしまうこともある事故。子どもや赤ちゃんの成長が大人の思うスピードを超えて、 昨日できなかったことができるようになるために起きる事故が多いといわれています。
どんな時期にどんな事故が起こりやすいかを知っておきましょう。

0ヶ月~3ヶ月 ねんねのころ

ねんねか抱っこの時期。手足をバタバタ動かすうちに体が少し移動することもあります。
☆窒息に注意・・・
敷布団は固い素材のものを!
出来るだけ仰向けの姿勢で寝かせましょう。ぬいぐるみやタオルなども周りには置かないようにしましょう。
☆火傷に注意・・・
ミルクの温度は人肌くらいにしてから与えましょう。

4ヶ月~7ヶ月 寝返りのころ

興味をひかれるものを手でつかんだり、何でも口に入れて確かめます。寝返りを始めます。
☆誤飲に注意・・・
赤ちゃんの口の大きさは焼く32mm。目安としてはトイレットペーパーの芯の直径以下のものは何でも口に入ってしまいます。赤ちゃんの手の届く範囲に危険物がないかいつもチェックしましょう。

8ヶ月~10ヶ月 ハイハイのこと

座れるようになり、ハイハイで移動するようになります。ハイハイをしないで「立っち」や伝い歩きを始める赤ちゃんもいます。
☆転倒・転落に注意・・・
階段やソファーからの転落だけでなく、小さな段差での転倒もあります。階段などには柵を付けるなどの対策をしましょう。
☆火傷に注意・・・
加湿器や炊飯器などの蒸気での火傷だけでなく、大人の飲み物をひっくり返してしまった為の火傷も多く見られます。

11ヶ月~12ヶ月 つかまり立ち・伝い歩きのころ

ハイハイ姿勢から家具などに手をつきながら立ち上がり、つかまり立ちから伝い歩きをするようになります。
☆転倒・転落に注意・・・
動きが活発になりますが、まだバランスが上手にとれず思わぬところで転倒します。家具の角やお風呂場などでも注意しましょう。
☆誤飲に注意・・・
目線が高くなりますので、誤飲の対象が増えてきます。

1歳~3歳 歩けるようになってから

自分でいろいろと出来るようになるので、なんでも試してみたい時期です。大人が予測できない事故が、さらに増えてきます。
☆小さな物を鼻や耳に入れてしまいます。特に豆は水分を含み大きくなる為、窒息の原因になる事があります。
☆コンセントの穴に鍵を差し込んだり、濡れた手で触って感電することもあります。

生活を見直して夏バテ防止

夏には暑い日が続き、食欲が落ちたり疲れやすくなったりします。夏バテして、体調を崩さないようにするために、生活全体を見直してみましょう。

生活リズムを整える

早寝、早起き、食事の時間を一定にするなど生活のリズムを整えるよう心がけましょう。
また、冷房の使い過ぎにも気をつけましょう。食事や昼寝時には適度な冷房は効果的ですが、 遊ぶ時にはたくさん汗をかいて体内の熱を逃がすという身体の生理的な仕組みを十分働かせるように配慮しましょう。

水分のとり方に気をつける

食欲に影響のないような水分の取り方を工夫します。水分補給は、甘味のない麦茶や薄めの番茶、水などにしましょう。 遊びの前後や昼寝から起きた後には十分飲めるようにしますが、食事の直前に大量に飲むと胃が水分で満たされて食事が食べられなくなりますので気をつけましょう。
また、牛乳や100%果汁、イオン飲料などは飲み過ぎると食欲に影響しますので、与えられる場合にはおやつとして時間と量を決めて与えるようにしましょう。

食事の工夫

暑いときには、つい冷たい麺類や丼ものだけで食事をすましがちですが、タンパク質やビタミン類が不足しないように、一汁二菜の食事を心がけましょう。
また、いつもの食器ではなくお子様ランチ風にして出盛りのトマトや南瓜、さやいんげんなど彩りのよい野菜を組み合わせて見た目を工夫したり、 少量のカレー粉やゴマ、青のりなどで香りや味に変化をつけてみたりしましょう。

手足口病

主な症状

38度前後の発熱
手のひら・足の裏・指の間・ひざ・お尻などに、水泡や赤身を持った米粒のような発疹ができます。口の周囲・くちびる・ 口の中にも水泡ができ、破れて口内炎になる事もあります。
症状の程度には個人差があります。今年は手足の発疹がひどく、全身に発疹が広がる例も多いそうです。

合併症

脳炎、髄膜炎、心筋炎

感染経路

飛沫感染、接触感染(水泡の内容物から)、便からの感染(便から数週間排泄されます)

感染しやすい時期

水泡・潰瘍が発症した数日間

登園のめやす

発熱(解熱後1日以上経過していること)や口腔内の水泡・潰瘍の影響がなく、普段の食事がとれること。

・非常に感染力が強く、集団生活では、流行が拡大する可能性が大きい感染症です。感染力のある期間はお休みしていただけるよう、ご協力お願いいたします。

・登園許可書は求めませんが、疑われる場合には小児科などに受診し、園のほうにおしらせください。

・髄膜炎などの合併症やとびひなどの皮膚の感染症へ移行する場合もあります。登園前には集団生活に適応できる状態に回復しているか、登園が可能かどうか、 医師の診断を受けてきて下さい。登園の「めやす」はあくまでも「めやす」です。ご理解とご協力をお願いいたします。

とびひ(伝染性膿痂疹)

とびひ(伝染性膿痂疹)も夏にかかりやすい感染症の一つです。

原因

湿疹や発疹、虫さされなどをかき壊したかと、黄色ブドウ球菌・連鎖球菌が感染しておこります。

主な症状

水泡(水ぶくれ)ができ、じくじくしてかゆくなります。水泡の膜は薄く、衣類などがすれたり、かきむしることで膜が破けます。 水泡の中の金を含んだ液が飛び散ったり、かいた手指で触るとあっという間に広がっていきます。
このことからこの名前がつけられました。

感染経路

接触感染→じくじくしたところ、浸出液は細菌を含んでいます。接触をすることで感染します。

潜伏期間

2~10日

対応

発早めの皮膚か受診をお勧めします。主な治療法は抗生物質の飲み薬や塗り薬です。
悪化を防ぐため、爪を短く切り、ていねいに手を洗うようにします。
シャワーなどで皮膚の清潔を保ち、衣類は清潔なものを・・・
悪化してから、治療を開始すると治るまでに時間がかかります。早めに治療を受けましょう。

登園のめやす

患部が乾燥しているか、じくじくしている部分をガーゼなどで覆うことが出来る程度。
→登園する際はじくじくしている部分をガーゼなどで覆って登園してください。市販の絆創膏は水分の吸収も十分ではなく、かゆみも増強され、 悪化することがありますのでご注意ください。
浸出液が多い時や広範囲の場合には登園をお控えください。

プール

患部がじくじくしているときは、水中で皮膚がふやけると悪化しやすくなります。
患部の保護のためにもプールにははいれません。

ヘルパンギーナについて

ヘルパンギーナは、5月頃から増加し、6〜7月にピークになります。主にコサッキーウイルスによる感染症です。 発症の年齢に大きな特徴があり、患児はほとんどが4歳以下で、特に1歳児に多く見られます。 感染経路は飛沫や接触が中心で、潜伏期は2〜4日です。

症状

高熱と口の中の粘膜疹が特徴です。発熱は39度前後で2〜4日程度続きます。発熱と強い口の痛みのため(粘膜の水泡から潰瘍に変わる)、不機嫌、哺乳量低下、食欲不振などの症状がみられ、年少児で脱水症に陥ることもあります。

予防法

特別な予防法はなく、患者との接触をさける、手洗い、うがいなど、感染症に対する一般的な予防法のみとなります。

家庭で気をつけること

高熱とのどの痛みのため、食欲がなくなり、水分の接種も少なくなりがちです。 水分補給を心がけ、食べやすく刺激の少ない、やわからかいものを与えましょう。ウイルスに対する治療法がないため、高熱が続き元気が無い場合などは早めの受診を心がけてください。

生活リズムについて

たいせつなのは甘い食べ物への接し方です!

幼児期・学習期は、生活のリズムを確立する大切な時期です、五つの定点を大人が定めることが大切です。

(1)朝は決まった時間に起きましょう。
(2)朝ご飯は1日のスタート。簡単な料理でも、大人が一緒にごはんを食べましょう。
(3)たくさん遊んで、昼ごはん。
(4)夕ごはnは時刻を決めて、寝る2時間前には食べましょう。
(5)暗い部屋で、大人と一緒にゆっくり眠りましょう。

生活リズムを整えましょう

梅雨の季節が近づいてきました。湿度・温度ともに高くなり、また天気が変わりやすいこの時期は、最も体調を崩しやすい時期でもあります。
過ごしやすい環境づくりに配慮し、毎日のお子様の様子の変化に気を配っていきましょう。

早寝早起きを心がけましょう

夜は9時頃までには寝るようにし、朝は7時に起きるように頑張りましょう。十分な睡眠は「日中の疲れをとる」「体の成長を促す」「病気を治す力が増す」ことにつながります。

朝ご飯をきちんと食べましょう

朝食を食べることで、体が目覚め、その日の体のリズムが始まります。よくかんで、しっかり食べましょう。

朝、家で排便をしていきましょう

朝ご飯を食べると、腸の働きが活発になり、便が出やすくなります。朝はどうしてもあわただしくなりがちですが、十分なトイレタイムをとれるよう、家族全員で朝の生活を見直しましょう。

予防接種

最近も水ぼうそうやおたふくかぜに疾患する子が見られます。集団の中で生活する子どもたちにとって、予防接種はいろんな感染症を防いでくれます。 感染しても症状が軽く済むように、予防接種を受けるようにしましょう。

・定期接種・・・BCG、ポリオ、三種混合予防接種(ジフテリア・百日咳・破痛風)、MR(麻疹・風疹)
(法律により、予防接種を受ける年齢が定められ、対象者は積極的に受けることとされています)
・任意接種・・・水ぼうそう(1歳以上)、おたふく風邪(1歳以上)、インフルエンザ(0歳~)
(接種可能な年齢であれば、希望により有料で近隣の医療機関で受けられます)

生肉による食中毒を予防しよう

特に小さい子は成人に比べ食中毒にかかりやすく、重症になりやすいので、気をつけてください。
・肉を生で食べることはさけましょう
・肉を添えてある野菜は、十分加熱して食べましょう
・肉を焼く箸と食べる箸はわけましょう
・生に国使った調理器具は十分に洗浄しましょう

保育室内の環境について

この季節の保育室内は17~28度の温度を保つように換気しながら保育しています。
現在、全保育室に空気清浄機を配置してあります。
・夏期は温度28度以上、湿度70%以上でエアコンを使用し、お部屋の温度を調節しています。
・冬期は温度17~22度、湿度40~60%に保つように床暖房とエアコンが入り、乾燥を防ぐため加湿器を使用しています。

むしばから歯をまもろう

たいせつなのは甘い食べ物への接し方です!

しょっちゅうたべない、だらだら食べない!そして食べっぱなしにしない!
おやつは時間と量を決めて食べましょう。 のどが乾いたからといってジュース、スポーツ飲料ばかりを飲まないようにしましょう。 牛乳は食べ物に近い性質です。飲みっぱなしにしないようにしましょう。 甘い物にかたよらない食生活を心がけましょう。シュガーレスのものもあります。

おやつは甘いものだと決めていませんか?

幼児のおやつは食事の一部です。甘いおかしやスナック菓子にかたよっていませんか?

食べたら歯みがき!

甘い食べ物を食べたら歯みがきを必ずしましょう。
歯みがきは習慣づけが大切です。まず、子どもが自分でみがいて、大人が仕上げをしましょう。 歯ぶらしの届かない歯の間はデンタルフロス、糸ようじでおそうじをしましょう。

歯医者さんと友だちになろう!

歯医者さんは怖いところではありません。乳歯だからといってムシ歯を放っておくともっと怖いことがおきます。
ムシ歯がなくてもおくちのチェックに行きましょう。

なんでもよくかんで食べる習慣を!

かめない、かまない、飲み込めないお子さんが増えています。よくかんで食べましょう。

みんなは歯みがきしている!

保護者の皆さんへワンポイントアドバイス「指しゃぶり」

歯の検診で時々3才~4才児の中に上下の前歯が合わなかったり、上唇が突き出している園児を見かけます。親指には指ダコがあり、明らかに指しゃぶりをしていることがわかります。

0才~2才くらいですと指しゃぶりも自然な行動でやめさせなくてもよいんです。しかし4才くらいからは、これからはえてくる大人の歯に良くないことがたくさんあり、やめさせましょう。

やめさせるにはどうしたら良いでしょうか。それにはやめる時期と保護者のお母さん方の熱意と子ども自身のやめたい自覚が大切です。幼稚園や保育園の入園は生活に変化があり、よいチャンスです。
また、保護者の方は子どもにわかるように話してあげ、指しゃぶりをしない時はウンとほめてあげましょう。 そして徐々に指しゃぶりをしない時間を長くのばしてゆきます。日中は戸外で多くの友だちと一緒に遊ばせ、家では手を握るなどしてスキンシップを充分はかり、あまり口うるさく言ってはいけません。

麻疹(はしか)について

新聞、ニュース等でご存知かとは思いますがl大人の麻疹(はしか)が流行しています。 子どもにとって麻疹(はしか)は重篤な病気です。1歳の誕生日を迎えたら、予防接種を忘れずに!そして13歳の追加摂取も忘れずにしてくださいね。

症状

・ 始めの2~3日は熱、咳、鼻水、目やになど風邪と同じ症状です。この時期に麻疹(はしか)の診断をするのは難しいです。
・いったん熱が下がり、再び高熱が出ると同時に、全身に発疹が現れます。
・発疹が現れたら、さらに3~4日高熱が続きます。

家庭で気をつけること

[高い熱]

熱が続くときは解熱剤や氷枕を使って快適に過ごせるようにしてください。ただし解熱剤の使い方はかかりつけの医師の指示で使用してください。

[強い咳]

咳止めが処方されると思いますが、それでも強い咳が続きます。

[食べ物]

食欲がなくなるので水分を十分に補い、消化のよい、口当たりの良いものにしてください。

[入浴]

発疹が薄くなり、咳も少なくなり熱がなければ入浴しても大丈夫です。

※麻疹(はしか)は肺炎や脳炎を併発することがあるので、治るまでは目が離せません。お医者さんに指示された日に受診して下さい。

ほけんだよりNO.2

ほけんだよりNO.2

長かった猛暑もやっと落ち着き、秋らしくなってきました。実りの秋、食欲の秋、読書の秋、スポーツの秋・・・いろいろな秋がありますね。何をするのにも過ごしやすい季節になりました。

薄着の習慣を・・・

9月の後半はかなり気温の差が大きかったですね。朝晩は肌寒いと感じても日中は気温が上がる日もあります。子どもは体温も高く、活発に動いていると汗をかきます。 厚着をしていると動きにくくなります。この季節が薄着の習慣をつけるチャンスです。登降園の肌寒い時は、薄手の上着を着るなど気温にあわせて上手に衣服の調節をし、 丈夫なからだづくりをしていきましょう。
大人より1枚少なめに・・・が基本です。必要であれば、ロッカーの中に半袖・長袖の両方をご用意ください。

季節の変わり目は・・・

涼しくなると夏の疲れも出て、体調をくずすお子さんが増えてきます。小さいお子さんは気温差があると鼻水が出やすくなりますね。 また、季節の変わり目はアレルギーのあるお子さんや呼吸器系の弱いお子さんはゼコゼコ(ぜい鳴)がきかれ、喘息の発作や皮膚がカサカサし、皮膚炎を起こしやすくなります。

食欲の秋!!その理由は?

→過ごしやすい気候で、食欲が増すから・・・
→おいしい食べものがたくさんあるから・・・
野菜、魚、くだもの・・・秋はおいしい食べものがたくさん出回る季節です。
→寒さに備えて、エネルギーをたくわえるから・・・
これからやって来る寒い冬に備えて、栄養をたくわえ、かぜに負けないからだづくりをしましょう。

10月10日は「目の愛護デー」です!「みる」力は、こうして発達します

こんなとき、どうする?

[目薬をいやがる]

・清潔な手で。
・安心させるように。
・容器の先が目に当たらないように。

※こんなときは、ちょっと待って

泣いているとき・・・涙で目薬が流れてしまいます。 いやがって暴れているとき・・・容器の先で目を傷つけることがあります。

[目にシャンプーが入った!!]

・目をパチパチさせる。
・水で洗い流す。
・水やお湯を含ませたタオルで、目のまわりをやさしくふく。

こんなときは、眼科に相談

翌日になっても 目を痛がるとき、目の充血がひどいとき

予防接種について

予防接種について

いつまで残暑が続くのか、と思っていたら急に秋がやってきました。気温の変化が激しく、子どもも大人も体調管理が難しい季節ですね。

医学が進歩した現在でも、かかってしまえば治療法がなかったり、重い後遺症を残したりする病気がまだまだあります。病気にかからずにすむ予防接種があるのなら、受けておくべきです。 子どもは病気にかかりやすく、かかると重くなることがありますので、病気にかからないように守る役目が予防接種です。 子どもを守るためにはもちろんですが、社会全体を病気の被害から守るためにも予防接種は必要です。

ワクチンで予防できる病気はこんなにたくさんあります

[細菌が原因でかかる病気]

破傷風、ジフテリア、百日咳 → 三種混合(DPT) ★
結核 → BCG ★
Hib 感染症(細菌性髄膜炎など) → Hib ワクチン
肺炎球菌感染症(細菌性髄膜炎など) → 小児用肺炎球菌ワクチン

[ウイルスが原因でかかる病気]

ポリオ → ポリオワクチン ★
麻疹、風疹 → 麻疹、風疹混合ワクチン(MR) ★
日本脳炎 → 日本脳炎ワクチン ★
みずぼうそう(水痘) → みずぼうそう(水痘)ワクチン
おたふくかぜ(流行性耳下腺炎) → おたふくかぜ(流行性耳下腺炎)ワクチン
インフルエンザ → インフルエンザワクチン

※★は定期予防接種です。

インフルエンザ

11月の声を聞いたとたん、冬が訪れました。そしてインフルエンザの季節にもなりました。予防接種も始まっています。計画的に予防接種をして、未然に防いでください。

インフルエンザ

今年はまだ流行はしていませんが、ちらほら感染が聞かれます。昨年のような大流行にならないといいですね。今回はご存知だと思いますが、インフルエンザの話です。

普通の風邪に比べて症状がひどくなります。
熱 さむけと高熱3〜5日
苦 全身がだるい、食欲がない
痛 頭痛、手足の筋肉痛、腰の痛み
腹 お腹が痛い、吐く、下痢
咳 のどの痛み、鼻水、咳

インフルエンザかどうかは、病院の外来で迅速診断ができます。インフルエンザと分かり、早期に治療薬を飲み始めれば、症状を軽く済ませることができます。 薬を飲み始めてもいつもと違うときは早めに受診してください。

家庭で気をつけること

1. 休む:家で寝ているのが一番大切です。
2. 保温:寒くない程度の暖房、暑すぎない程度の調整をしましょう。
3. 食事:子どもの好きな物で消化の良い物を与えます。水分を十分に取るように心掛けてください。
4. 入浴:疲れさせないように気をつけて、お風呂でサッパリさせるのは構いません。

感染性胃腸炎

感染性胃腸炎

11月の終わり頃から感染性胃腸炎が流行しています。集団感染が報告されています。大抵は1週間ぐらいで良くなりますが、吐き続ける時や脱水のひどい時には点滴や入院が必要になります。 手洗い・うがいで予防しましょう。

薬も処方されますが、家庭での食事療法が一番大切です。
・吐き気が強い間は、しばらく何も飲ませない。
・吐き気が落ち着いてきたら、水分を少しづつ飲ませる。(子ども用のイオン水・野菜スープ・薄めたりんご果汁・白湯など)
・下痢だけになったら、便の様子を見ながら少しづつ消化の良い食べ物を与えましょう。

下痢の時の食べ物

・母乳の場合はそのまま続けてかまいません。
・ミルクの場合は症状に応じて量、濃さを加減しますが、お医者さんの指導に従ってください。
・離乳食も同じです。症状に応じて野菜スープや味噌汁のうわずみからお粥に戻しますが、お医者さんと相談しながら行ってください。
・離乳食を卒業していたら、何を食べるかは便と相談してください。
便が水のようなときは、水分を中心に・・・イオン水・野菜スープ・味噌汁・おもゆ・りんごのすりおろしなど
便がドロドロなら、ドロドロの食べ物を・・・豆腐・パン粥・バナナの裏ごし・にんじんやかぼちゃの煮つぶし・ベビーせんべい・ウエハースなど
便が軟らかい程度なら、軟らかい食べ物を・・・おかゆ・うどん・白身魚の煮付・卵・鶏ささみ・野菜の煮付など

ほけんだよりNO.1

1月はインフルエンザ、感染性胃腸炎、水痘、流行性耳下腺炎、溶連菌感染症、マイコプラズマは胃炎、流行性結膜炎など多種の感染症が発生しました。 感染症と診断されていない場合でも発熱や咳・鼻水、下痢・おう吐など体調をくずしているお子さんが増えています。空気は冷たく乾燥しています。 大きな流行にはなっていませんが、まだまだ注意が必要です。疑われる症状がある場合には早めに受診し、感染症と診断された場合は、保育園に早急にご連絡ください。 引き続き、情報をお知らせしていきたいと思います。

正確に検温をしていますか?

1. 食事・入浴・活動直後は避け、10分ほど静かにしてから、測ります。
2. わきの下に汗をかいていたら、乾いたタオル等でふきましょう。
3. 体温計の先をわきの下の中央にあて、斜め45度の角度にはさみます。
4. しっかり、押さえます。小さいお子さんは、抱っこしたり、ひざの上に座らせて測りましょう。

※耳で測る体温計もありますが、鼓膜に病気がある時や入れ方によっては正確に量れず、誤差を生じることがあります。
なるべく、脇の下で測ることをおすすめします。

じょうずに小児科を受診するには

今年の冬は寒い日が続いています。乾燥も続いて風邪を引きやすい季節です。インフルエンザも東京都から流行注意報が発令されています。 病院に行く機会も多くなるでしょう。上手に小児科を受診して、早めに病気を退治しましょう。

診察を受ける時は・・

・ 母子手帳、保険証、新雑券は忘れずにもっていきましょう。特に母子手帳は大切な情報源です。
・ 熱があるときはいつから熱が出たか、熱の上り下がりが分かるようにメモやグラフにして持っていきましょう。
・ 下痢や白っぽい便など便の様子が変なときは、流さず紙おむつのままビニール袋に入れて、病院の先生に見せましょう。
・ ほかの病院でもらった薬や市販の薬など飲んでいるときは、薬の名前が書いてある紙があればもって行きましょう。
病院に連れていくのは、お子さんの様子が分かっている人が一番です。誰かに連れて行ってもらうときは、 病気の経過を書いた紙を渡すなどして、出来るだけ病院の先生にたくさんの情報が分かるようにして下さい。

病院の先生が知りたいのは

1. 一番気になる症状はなんですか?
2. その症状はいつからですか?
3. その他の気になる症状はなんですか?

今までに大きな病気、薬のアレルギー、家族に同じような症状がなかったかなどもあれば知らせて下さい。

手先の遊び

全身の動きがしっかりしてくると次に大切になるのが手先の発達です。手はもうひとつの脳と言われ、小さいうちから手や指先を使うことで言葉や思考の発達につながっていくと言われています。 遊びを通して手先を動かす経験が出来るといいですね。
今回は、年齢や発達にあった、手先の発達を促す遊びをご紹介します。

「にぎってひらいて」(4、5ヶ月頃から)

この頃の赤ちゃんは手のひらに物が触れると握る動きをするので、手のひらを軽く押してあげたり適度に刺激を与えることが大切です。
○オススメの遊び
・握れるおもちゃ(お手玉・ガラガラなど)
・手の平を指で軽く押したり、くすぐって刺激を与えるふれあい遊び

「なんでもつまんで」(1歳半頃から)

1歳頃になると、親指と人差し指を使って小さな物をつまむ動き(ピンチ把握)が出来るようになります。また、つまんだ物を別の場所に移動するなど細かな動きも出来るようになってきます。
○オススメの遊び
・形あわせパズル
・積み木(並べたり、重ねたり)
・シールの張り替え遊び

「つかんではなして」(7、8ヶ月頃から)

この頃から自分で手のひらを開き、5本の指を使って物を握るようになります。8ヶ月頃になると親指、人差し指、中指の3本で立体的な物をつかむ動作が表れます。
○オススメの遊び
・マジックテープをはがす遊び
・穴落とし(空き箱・ミルク缶の中に、ボールやプラスチックのチェーン等を落とす遊び)

「にぎってまわして」(2歳頃から)

2歳くらいになると、手首も使ってドアのノブを回す、蛇口をひねる等の動作が出来るようになり、日常生活の簡単な動作も少しづつ出来るようになってきます。
○オススメの遊び
・せんたくバサミ
・粘度
・スナップ
・紙を折る遊び
・ひも通し

※発達には個人差があり、紹介した年齢はあくまで目安です。

スクルドエンジェル保育園 藤沢駅北口園 〒251-0052 藤沢市藤沢1051 TAIKI 3 BLDG 1階 メールでのお問い合せは「お問い合せフォーム」 お電話でのお問い合せ・資料請求はTEL. 0466-86-7737

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